アコースティックなっち2


レポらしいレポは書ける自信がないのですが、何となく感じたこととかをガーっと書いてみます。

  • 一体感


これはこの前の亜弥ちゃんのツアーAya the Witchの時に散々書いてきたことなんですけど、歌う人とバンドメンバーとの間の絆。
所謂カラオケコンとの決定的な違い。
単純に生バンドにすればより良い音が出せるとか、良いコンサートになるっていう安易なものでは決してないと思う。
やっぱりね、経験とかも凄く必要なことなんじゃないかなって思うんですね。音楽というものに長く関わるということとか。
そして、ちゃんと自分自身の音楽とか表現とかを理解している人じゃないと生バンドでのライブは多分無理だろうなぁ・・・と思う。
そういう意味ではなっちもね。
Aya the Witchの亜弥ちゃんなんかも相当弾けていたと思うんですけど、弾けるっていうのはアップテンポのナンバーをノリノリでっていう意味ではなくって。
何ていうか・・・一つの壁みたいなものとか、リミットを解除するっていうようなこと。
それは生で歌う人が居て、生で演奏する人が居て、人と人が奏でているからこそ出来ることだと思うんですね。


人によってそのまとめ方というか、一体感の作り出し方は違うと思うんですけどね。
亜弥ちゃんの場合は結構・・・何と言うか・・ついて来い!みたいに引っ張る感じかなぁ・・・かもしれない。
でも、なっちの場合は昨日も少し書きましたけど、凄く自然なんだと思う。
彼女の歌とか、音楽性とか、人柄とか色々あると思うんですけど、そういった物が自然と周りの人に伝わって共感が起きて、共鳴が起きる。
なっちにそういう意識があるのかないのか・・・多分あまりないんじゃないかなぁ。でも自然と人を惹きつけて、繋がって。
そういう部分が多分“天使”なんだと思う。
何ていうか本人はそういう意識はあまりないのに、ただ笑っているだけで周りの人を幸せな気分にしてくれるようなね。そういう人なんだろうなぁ・・・
それがバンドメンバーとの一体感に繋がって、そして会場を包み込んでしまう。
1階の後ろの方で見ていたので肉眼ではなっちの表情とかはちゃんと確認できなかったんですけど、でもその表情が伝わってくるんですよね。
こんな感じで今笑ってるなとか、こんな感じで今歌ってるなとか。そんな感じでした。

  • MC


あくまでスパイスとして作用するというか、楽しむMCでもあるんですけど、それも凄く魅力的だし、大きな効果もあるんじゃないかなって思う。
リラックスというかそういう部分も含めて。
距離感の近さを凄く感じるしね。
バンドメンバーを紹介していて、ヴァイオリンを弾かれていた「鶴」さんのことを紹介して・・


(●´ー`) 「鶴さん♪ねぇ・・・亀さんって続けたいですけども(笑)」


鶴といえば亀・・・ですね(笑)
こういうコミュニケーション取りながらまたその公演ごとのお互いの緊張をほぐすというか、そういう効果もあるんじゃないのかなーと思ったりもします。
オリンピックの開会式を初めて最初から最後まで見たという話をめちゃくちゃハイテンションで話すなっちとかね。
めちゃくちゃ可愛いわけですよ(笑)


(●´ー`) 「私がもし出てたら・・・もっと笑顔で行進するだろうなーとか(笑)」


選手の入場行進を見ての感想らしいですが(笑)
オリンピックにはまっているということで、バンドメンバーの皆さんにも色々聞いたりしてね。
こういう距離感だからこそお互いが遠慮せずに弾けることも出来るんだろうって思います。


アンコール明けのラストの「腕組んで帰りたい」のBメロのところで会場から「L・O・V・E・ラブリーなっち!」コールがかかるんですけど、
そこで・・・あさみちゃんが弾けてるわけですよ(笑)
そこらへんのファンもビックリするぐらいのはじけっぷりでなっちにコールを送ってて(笑)
そんなあさみちゃんが可愛いなーって思ったわけですが(ぉ
いや、いいよねーこういうの♪


でもって、メイン?の歌の部分なんですけど・・・本当に凄く伝わってくるものが沢山。
歌うことが楽しいっていう気持ちから、その曲の歌詞の言葉一つ一つから、なっちの想いから・・・ジンジンと伝わってくる。
声自体もそうなんですけど・・・大きさとか広さとか深さを凄く感じる。
そして包み込んでくれるような温かさも。本当に温かくて、柔らかいというか・・・幸せな空間だったなぁ・・・
自分もずぅっと大人しくしていまして。声とか出したのはアンコールの時と本当にラストに一緒に愛しき人を歌った時と・・・それぐらいじゃないかなぁ。
でも、ホント何もしなくていいって思えて。ただなっちの歌と、そこから広がる世界と空気に浸っていたい、そんな2時間でした。