ひとり


「きずな」のカップリングで収録されている「ひとり(single version)」が凄く気に入っていて。
いや、今更何をっていう話なんですけど。
タイトル通り「ひとり」の曲。
正確には「ひとりになってしまった人」の曲。
別れ際の話とか、一緒に居た時の思い出話とか・・・そういうものが歌詞の中に散りばめられているんですけど・・・
寂しさもあって、別れがあって・・・。近いけど遠い・・・。


けれど、この曲を聴いていて「寂しい」とか「切ない」っていう気持ちにならないんですね。
それよりも凄く・・・温かい。
凄く温もり、人の温もりを感じる曲というか。
多分それはこの曲で語られる、思い出とかそういったものからにじみ出て来る「温もり」なのかもしれない。


人は思い出だけでは生きてはいけないというけれど、
思い出なしにも生きていけないんじゃないかな・・・そう思う。
辛いのか悲しいのか楽しいのかは分からないけれど、思い出、記憶は大切なもの。
例えばその時は辛かったかもしれない出来事でも、それをどういう風にその後の自分が捉えるか次第で、
それが思い出となった時に大きな力を持つこともあるんじゃないかな。
そんな風に感じる曲。