Berryz工房vsBerryz工房その1


さて、劇団ゲキハロ第5回公演「Berryz工房vsBerryz工房」も無事に千秋楽を終えたということで、
少し色々と感じたことなどを書いていきたいと思います。
今回の大きな設定としては人とロボット、生まれたものが為すべきこと、ワールドツアーなどのキーポイントがあると思うんですけど、
まずライブについて。




確かに設定を振り返ってみればそれは納得なんですけど、何も知らないで「舞台」を見に行った人はちょっと驚くものなのかもしれません。
自分の場合同じ「ゲキハロ」の名を持つ舞台という先入観というものがあって、やっぱりつい先日までやっていた℃-uteゲキハロのイメージが強く残っていたのでね。
今回はBerryz工房が初めてのワールドツアーに行く前とそのツアー中の話という時間軸においての話が展開していまして。
なので、劇の中に沢山ライブ、曲が歌われるシーンがあるんですね。
愛してたいんだ on the アース!、Hello!のテーマ、HAPPY! Stand up、ピリリと行こう!ギャグ100回分愛してください行け 行け モンキーダンス、BE、そしてMADAYADEかな?
愛してたいんだ on the アース!っていうのはオープニングでライブ中と思われるBerryz工房が歌っているオリジナル曲ですね。
そして、MADAYADEのみが別枠、つまり劇が終わった後に歌われる歌という設定かな。その辺りの違い。


最後のMADAYADEのみ劇が終わった後に歌われる曲なのでちょっと色が違う。
劇中のBerryz工房と劇後のBerryz工房の違いというか。
劇中の曲も色々とあって、BEとかは凄くまたそのシーンに合っていて本当に心にグっと迫るものがあって・・・っていうのもあるんですけどね。
何ていうか・・・同じ曲でも歌い方によってこんなに違うものなんだなぁ・・・っていうのを凄く感じた舞台ライブでした。
自分の中でのイメージとして強く残っているのはやっぱり直前まで行われていた彼女達の秋ツアー「ベリコレ!」だったわけで。
その中で歌われている曲も何曲かあったんですけど、特に顕著だったのが「HAPPY! Stand up」かな。
ベリコレ!ツアー中に見ていたそれとは明らかに違う曲。
歌は歌う人の気持ちを乗せてそれを色々な人に伝えるものだと思いますが、本当に歌う人の気持ちの持ち方一つでこんなにも違って見えるものなのかって。


簡単に分けるのもあれなんだけれど、ベリコレ!の時のライブが「魅せること」というベクトルに注力していたものだとしたら、
今回のゲキハロのライブは「楽しむこと」に重きを置いていたんじゃないかなっていう印象。
もちろんどちらも楽しかったし、どちらも凄く引き込まれるものだったんですけど、バランスの違い、感じ方の違いの表現の一つとしてね。
何ていうか、本当に凄く凄く楽しそうで・・弾けて、飛び跳ねて、笑顔で・・・本当に楽しそうだった。
ダンス一つ、振り付け一つにしても凄く自由度が高くて今までよりも伸び伸びとやっているように見えて。
中でも桃子ちゃんは一番凄かったですけど(笑)


このライブがあったからこその終わった後の何かっていうのが確実に自分の中にあって。
いつものライブなら自分も一緒に体動かしたり、跳ねたりするから、そういう動きによって熱くなる、暑くなるのは当たり前といえば当たり前。
でも、今回のライブはもちろん終始座っていて特に何かをしていたってわけでもないのに・・・気づいたら凄く体が熱くなっていて。
ああいうのが本当の熱さなんじゃないかと思う。


だから、感動することとか、考えることとかもあった舞台でもあったんですけど、それより何よりも本当に「楽しかった」と思える舞台でした。


そのライブの引き金は「ワールドツアー」なんじゃないかと思うんですよね。
という話はまた。