16歳の恋なんて

16歳の恋なんて

16歳の恋なんて


舞美ちゃん℃-uteの最年長で、普段から一緒に過ごしている人はベリキューメンバーが中心っていうのは言わずもがな。
年上、先輩メンバーと触れ合う機会っていうのはこの前のHigh-Kingとかもありましたけど凄く貴重だったと思うんですね。
舞美ちゃん自身はその辺りについてどんな感じで居たんだろうなぁ・・・とか考えてみたりね。
逆になっちは元々娘。に居た頃から年下の子達と接することを普通にしてきたからっていうのがあって。
当時小さかったメンバーにも凄く慕われるだけのキャラクターと、近づきやすい雰囲気っていうのを持っていて。
そういう部分があったからこそ二人も凄くいい感じだったんじゃないかなぁなんて何となく思っていたりします。時間は短かったにしてもね。


タイトルからするとどちらかというと16歳、舞美ちゃんと同世代の側の視点に立った歌じゃないかって思われると思うんですけどね。
でも、それは年齢差、そして時間軸の関係上凄く自然な事なんだと思うんですね。
例えば16歳の舞美ちゃんが26歳になった時の恋愛とかを想像したとして、どこまでの世界が描けるんだろう?って思う。
自分にしたって凄く頷ける部分が沢山歌詞にはあるんですけど、若さとか、純粋さとか、ひたむきさが沢山詰まった16歳の恋っていうね。
あの頃は今のこと、目の前の事が中心的に目に入ってきて、耳に入ってきて、これから先の恋とか発展とかじゃなくて、ただ今目の前に居る好きな人のことだけ考えて・・・っていう感じかな。
逆に26歳だったなっちの側からすれば、16歳という世代を通ってきているわけで、そういう部分でのナチュラルな感じとかが凄く出せたんじゃないかなと。


なっちの良さっていうのも舞美ちゃんの良さっていうのも色々あると思うんですけど、
なっちは自身の経験もあるからこそ、年齢差を超えてシンクロさせるっていうことが結構ナチュラルに出来る人なんじゃないかなって思う。
そういう部分があるからこそこういう組み合わせも実現したんだろうなって。
変に相手に合わせる、無理して合わせるっていうわけじゃなくて、あくまで自然に近い感じで。
それはなっち自身から年を経ても失われていない、いい意味での幼さというか、若い子達が持っているまっすぐさとか純粋さとか。
そういう部分があるからこそなんじゃないかな。
そして、そういう純粋さっていうのは二人に共通する部分だと思うんですね。
後は笑顔とかっていうことも当時自分は書いたりもしたんですけど、そんな事も思います。
いつも笑顔で、ちょっと天然っぽい感じもしたりして、ドジっこな部分もあったりするけれど、
でもしっかりとした強い芯を持っていてまっすぐに進んでいける人。この二人はそんな二人じゃないかな。


曲を作られたKANさんが描いた世界、26歳のなっちが描いた世界、16歳の舞美ちゃんが描いた世界。
3つの世代の違う3人が描いた世界がお互いの良さを消すことなく協調している世界。


歌詞の中でも、最初はお互いがお互いに対して言い合いをするような感じで進んでいくのだけれど。
でも最後の最後では一人の女の子として共通する気持ちを歌い、二人がシンクロするんですよね。
そんな展開も凄くいいなぁって思ったりしている大好きな曲です。