距離


自分自身の話。


あぁ、これは違う世界だな・・・と感じた。
自分が今まで見聞きしていた、知っていた世界とは違っていて。
あれは去年の・・・何月だろう?6月くらい?それくらいだったと記憶しているけれど。


その時知り合いに誘われて、一度くらい見てみようという思いでとある現場を見に行って。
終わった後にすぐ側、というかその会場の目の前のカフェテリアみたいな場所で知り合い数人と談笑していて。
最初はただ普通に話しているだけな感じで。初めて見てみた感想とかそういうのを。
その時彼らがしていたのが俗に言う”出待ち”だとしばらく経ってから聞かされて。


結局、確かあの時自分はある程度の時間普通に話をしてからその場をそのまま後にした。
その辺ちょっと記憶が曖昧。


その時感じた色々な事が結局自分をあの現場にあの時以降足を運ばせてないんだろうなって思ったりしてる。
そういう世界もあるんだっていうことは人づてに聞いてはいたし、知ってもいたけれど、実際に目の当たりにしてみて、
ここには自分の居場所はないというか、自分とは合わないと感じた。


あれから1年以上が経った先日。
自分は遭遇した。
あの時は正直な話何がなんだかわからないことが起きているという感じで。
しばらくの間冷静ではなかった。自分はその時確か一緒にいた人に「心臓に悪い」みたいな話をした。


確かに心臓に悪い。何か変な気分があれからしばらくずっと自分の中に残ってた。
あれはある種の嫌悪感だったんだと思う。
夢でも見ているかのような、狐につままれたかのような、夢見心地?のような自分が居た一方で、
何かもやもやした気分を抱える自分がいた。
それがきっと嫌悪感、後悔にも似た。多分自分自身に対する。
それが決して自分の意図したものではなく、偶然と偶然が重なったものによるものであったのにも関わらず感じざるを得なかった何かイヤな感じ。


これは、分かる人にだけ分かれば良い話だけど、更に先日、受け取ったとあるメールに対して返した自分のメールの一文や、
受けた電話に対して一瞬取った冷たい反応にはそういう部分がきっと絡んでる。


そして、自分はそう感じることができて良かったと思ってる。