集大成


もうこのリボンの騎士に関しては、昨日も、そしてその前も色々なことを書いてきたのだけど・・・


昨日はある種客観的な評価を紹介しつつ、冷静に・・・という感じで書いてみたのだけど。
今日はもう・・・ね。本当に1ファンとして、純粋に。


そんな頻繁に使える言葉ではないと思います。でも、これ以外に言葉が見つからない。


「しあわせ」


喜び、感動、驚嘆・・・色々なことを感じた舞台ではあるのだけど、その全てをひとつにするとこの言葉に集約されるんじゃないかと思う。


色々感じることはあって。
今のモーニング娘。とか、ハロプロとか、もっと大きく言ってアイドルとか。
色眼鏡で見る人はとても多い。
それでも、そんな風な目で見てた人たちが今回の舞台を見て「凄い!」とか「こんなに歌えるの?」とか書いていてくれたりもする。
まさに、”してやったり”。
もうずっと前から一番の大敵はそういう色眼鏡とか先入観とかそういったものであると思っていて。
彼女たちの魅力を知る者であるがゆえに、その魅力を知る前に、見る前に判断されて、拒絶されるのが本当に悲しくて、悔しくて仕方なかった。


そして、そのような状況に輪をかけるかのような最近のハロプロの閉塞感。
外の世界へうってでる!という気概とか、体力がないとか色々言われていたのだけど。
そんな状況の中で訪れた今回の機会。


昨日書いたことに通じるものでもあるけれども、見た感想が「面白かった!」でも「凄かった!」であればもちろん嬉しいし、
「まだこの辺が足りない」とかそういった意見でも嬉しい。
兎にも角にもまず”見て”もらわなくては何も始まらないのだから。


人数的にはそんなたいした人数じゃないかもしれないし、どれほどの影響を与えることが出来たかなんてわからない。
それでも、今回の舞台によって、少なくとも今まで閉じていた口に穴を開けることぐらいは出来たのではないかと・・・そうであればいいなと思う。
そんな機会が訪れたことがまず嬉しい。
そして、もしその穴が開いたのだとしたら、それを広げていく作業こそ肝心であるというのもまた確か。
でも・・・それはそれとして・・・という気持ちもある。


そういう風に彼女たちの魅力が多くの人に理解されるということの嬉しさ、喜びというのも確かにあるのだけど、
それ以上に、自分自身が彼女たちのファンとして彼女たちの成長や努力や・・・そういったものを実感できるのが何よりも嬉しいんだと思う。
絶対にこの経験は彼女たちにとって大きな糧となると確信しているし、
この経験を経て彼女たちがどのように今後また成長していくか・・・それを見れるかと思うと、それもまた嬉しい。


今日「リボンの騎士」は最終日、千秋楽を迎えるわけだけれども、あくまで通過点。
今回の経験を活かしていけるように・・・そしてその経験を活かせる舞台をこれからもどうか彼女たちに用意してあげて欲しい。
そう願っています。


しかしながら、今日は今後のことはしばし忘れて・・・
彼女たちが築き上げたこの素晴らしい舞台の集大成をきちんと見守りたいと、そう思います。