全ての人にありがとう


で、メンバーそれぞれの話になってくるのですが、サファイア、大臣、そしてヘケート。
昨日初観劇を迎えられた終われない夏休みさんたちと休憩中に話していたこと。
おそらくは客観的に見ていたら一番娘。の中では目立つであろうこの3人は凄いよね、とかいう話から始まって。
確かに素晴らしいものを見せてくれている3人。
でも話はそこで終わらずに、「あのスカウトもいいよね〜」とか「フランツは・・・」とか「箙さんはやっぱり・・・」とか・・・
全ての出演者の話に発展していく。


全ての演者がそれぞれの役をそれぞれのやり方で真剣に、一生懸命に演じていて。
誰一人欠けてもそれは成り立つものではなく。


はっちまん。さんが書かれていたことに通じるものなのですが、
それこそ演出の木村先生といったところから、全てのあの舞台に携わっている人たち。
その人たちがいたからこそあの舞台を自分は見ることができているわけで。


普段なら正直なかなかそういう風な考えにはならないのだけれども、今回のこの「リボンの騎士」に関してはそういう風に思ってしまう。
それだけの涙、笑いだったり・・・感動をこの舞台には与えてもらったと思っている自分がいて。


これだけ絶賛の嵐であるというのはまず何よりも根幹の出来が素晴らしいからということなのだと思います。
それこそ脚本。
ミュージカルにあまり馴染みのない人でも楽しんでもらえるようなミュージカルを目指すと言っていた木村先生の言葉通り。
ミュージカルを見るのが初めてだった自分でも心から楽しむことが出来た舞台。
もちろん、自分は娘。だったり、亜弥ちゃんだったり・・・好きだっていう大前提があるからってのはあるのかもしれない。
でも、きっとそれがなくてもこの舞台は楽しめたんじゃないかな・・・。
見るきっかけがその元々抱いていた気持ちにあるのは確かなのだけどね。


木村先生のみならず、箙さんだったり、マルシアさんだったり、そして宝塚。
そういったいわゆるその道のプロである方々と、どういう経緯で今回の話が決まったのかというのは知らないけれども、
そのお陰で、出演メンバーの更なる可能性が見えたのは確かであるし、彼女たちをもっと好きになれたのも確か。
本当にありがたいことだと思います。
願わくば、これを契機にというわけではないけれども・・・またこういった素晴らしい舞台を見てみたい・・・


ミュージカル自体に少なくとも興味を持つという段階までくることができた自分だけれども、
そういうことよりも何よりも、自分の好きなあの子たちがあれだけの輝きを見せてくれる舞台をまた見たい。


今日と明日の4公演でいよいよこの「リボンの騎士」もフィナーレを迎えます。
本当に率直に・・・寂しい。あまりにも幸せすぎるから。


今願うのは・・・


「あなたたちにまた会いたい」


この「幸せ」が更なる「幸せ」への道しるべとなり、また彼女たちの未来への光となってくれるであろうことを祈り、そして信じています。