らん


前回と同じく、また違う意味で言葉にしていくのが難しい。
でも、前回以上に深く描かれた部分があったことで、自分の中に何か残っていた変なもやもやであったり、
途方もない喪失感に似た感覚は薄らいだ感じがします。


忘れる事はないですが、自分自身のためにも色々とメモ書き。
ネタバレはありますので、伏せます。


正直に生きるというのは本当に難しい。




・らん


最初舞台が始まる前はわからなかったのですが、始まってから・・・とある時点で気づいたもの。


舞台に・・・全部で8枚以上はあったでしょうか、白い大きな垂れ幕。
そして、そこに描かれれる多くの文字。


それは「らん」








自分が受け取った何か、感じた何かをまとめていくうえで、この辺りの部分がキーになるのかもしれませんね。


・正太郎


個人的な感情が大分入っているのは否めないのですが、正太郎のその後というのはとても気になっていました。
おそらく彼の性格からして、そんなのうのうとお綾と平和に暮らしました!みたいなことはないとは思っていたものの、
その部分の踏みこみが確かに今回のを見ると弱かったのだなと感じました。


・なずな


そして、なずなの最後の表情から感じた「疑念」のようなもの。
あれは前回そのような感じだったかな・・・前回よりもそれは強くなっていた気がしました。


誰が勝ったのか


嘘をつかなかった、曲げなかった自分たちだ


そう言う彼女ではありましたが、その言葉自体は「嘘」ではないのだろうか?
そんな事を感じました。


・いたち


僕はやはり、いたちが大好きです。
言いたい事も隠して、我慢して生きる不器用ならんと違い、自分の想いに正直に・・・最後の最後まで。


そんな生き方をするのは・・・一番難しいのだろうな、きっと。


正太郎も一見そのように見える部分もあるのですが、彼はあまりに優柔不断がすぎる。
そして自分自身の事も理解しきれていない、それを拒んでいる、逃げている。そんな風に映ったのかもしれません。