君に届け


君に届け VOL.1 [DVD]

君に届け VOL.1 [DVD]


本当にすごくいい。



あぁ、こういう気持ちすごくわかるなぁ・・・とか、こういう子いたよなぁ・・・っていう部分も沢山あって。
アニメやコミックスって設定や背景、世界観は多種多様で、時によって今自分たちが生きる現実の世界とはかけ離れた世界観もあったりしますけれど。
でも、大抵の場合ってその中に描かれている人、人物って・・・とても人間らしいんですよね。
むしろそれがそうじゃなかったら、自分はアニメを見て何か感じたり、面白いと思ったりすることもないのだろうなぁ・・・と思います。
世界観とかに憧れのようなものを抱いたりすることもその一方で確かにあったりもするんですけれどね。
ノスタルジックな気分になったり、若いころのこと思い出したり・・・


いきなり全然話変わりますけれど、主人公の風早翔太(かざはやしょうた)君がいるんですけれど・・・


・誰にでも分け隔てなく優しい(男女問わず)
・爽やか
・とても純粋でまっすぐで正義感が強い
・人を見た目や周りからの偏った情報などで判断せず、自分の目で見て判断をする


そりゃ好かれるよなぁ・・・っていう人でもあるんですけれど・・・何か・・・矢島舞美さんじゃないか、これ?
いや、細かく違うところもあるんですけれど・・・何かそういう感じかも・・・なんて思ったりもしながら楽しく見ています。
あと、ヒロインの爽子さんも・・・純粋で、まっすぐで・・・嘘をつかない・・・そういう人が多いかも。
そういう人同士が惹かれあうっていうのかな。


人が誰かに届けた優しさは、それと同じかそれより何倍にもなって、その人に返ってくるような、そんな風であって欲しいなと思う。
舞美ちゃんを見ているとそれを殊更に強く感じていて。
彼女の優しさや想いやりや気持ち、そういった気持ちが込められた言葉や行動や、そういったもので一体どれだけの人がどれほどの幸せを貰ったんだろう。
そんな風に考えると、本当に、心から、心の奥底から、彼女にはその何倍も、何十倍も幸せになって欲しいなって、そう願う。


そして、この作品の世界の彼らは・・・なんか凄くそういう関係なんですよね、きっと。
誰かが誰かにっていう限定じゃなくて、お互いがお互いに・・・助けられたり、支えられたり、そういう関係がすごく素敵だなって思う。


こんな人なかなかいないよなぁ・・・と思っても現実に居るんだ。夢の世界なんかじゃない、確かに居るんだ。
誰だってこういう風になれる可能性だってある。どうせならこういう風に生きてみないか、いや難しいことは百も承知しているのだけれど。せめて、意識はさ、持っておいて・・ね。