人間


色々思い返していて、何かを見てふと思ったこと。


以下はもう半分以上自分勝手な想像、妄想に過ぎませんが・・・




「悪魔だって人間と同じように悩んで成長していくんだ」


という感じのセリフがあって。また・・・


「立場ってもんがあるだろ!」


というセリフがある。


それをそのまま、「悪魔」を「℃-ute」に置き換えてみたりすると・・・



事の経緯とか、この脚本がどのようにして作られたか・・・例えば何をきっかけにして・・とかまではわからないのですが。
でも、誰だって「人間」であるということ。同じ人間であるということ。それは一つのテーマなのだろうなと感じています。
大田さんがどこでそのような事を感じられたのかは分かりませんが、何かと「立場」「肩書き」で判断される事も多い世の中で。
立場や、肩書きなどから連想して、その上に更に他人に勝手につけられた「イメージ」「先入観」「レッテル」で判断される事も多い世の中で。


それでも、その中にあるのは間違いなく一人の人間であって、同じ人間なんだよっていう事。


もしかしたら以前に大田さんがそのような事を感じられたのかもしれないし、そうではないのかもしれないのだけれど。
そういったメッセージもあるのかなぁ・・・と感じました。
そして、それをそのまま℃-uteにも・・・・


あの方に直接お伺いした事があるわけではないから全部想像でしかないんですけれど・・・例えば大田さんも「先生」と呼ばれたりする事も多いはずで。
そうやって自分が「立場」などで判断される事も相応にあったのではないかなと想像するし、
そして彼が℃-uteに初めて会ったときにだってそういう「立場」や「肩書き」で判断していたこともあったのではないかなっていうことも。


それでも、そういうある種の・・・見えないけれど確かに視界を遮る壁のようなものを乗り越えた先にある、確かな「人」を感じた。
彼女達の、一人一人の「人」を感じた。そしてそれを表現したいと思った・・・そんな事もあるのかもしれないし、ないのかもしれない。
でも、例えばただ「可愛い」とか「面白い」だけに留まらず、またセリフや舞台や設定や背景などから感じられるメッセージだけではなくて、
そこに確かな℃-ute、自分達のよく知る・・というより自分たちが普段見ている彼女達そのものも感じることが多いのは、
それは大田さんにしても、塩田さんにしても、彼女達に対して「人」として接して、そう見ていてくださるからなのではないかな。


もしそうであるならば、そういう心を導いたのは他ならぬ彼女達自身の姿勢だったり、気持ちだったりがあるからこそなのだろうとも思っていて、そう何度も書いてきたけれど。


そういう事を色々と考えたり・・・しています。


勿論、広く色々な方に、来て頂ける方のうち一人でも多くの方に何かを伝えたい、感じ取っていただきたいという想いの下にというのが大前提としてあるにしても。
それでも、今回のミュージカルは・・・もっと直接的かつ限定的に「℃-uteファン」を自認する自分達に対するメッセージもあったのではないか。
ステージに立つ、テレビに出る、ラジオで話す、そういう時には圧倒的に笑顔でいる事が多くて、そういった顔を自分達の前に見せる事が多いから。
だからもしかしたらそういう勘違いをしてしまう人もいるのかもしれない。
或いは、それをそれとしてあくまで割り切って、例えば自分はファン、彼女達はアイドル、或いは歌手と割り切って、そういった接し方を選ぶ人もいるのかもしれないけれど。


それでも、やっぱり自分は人として彼女達を見たいし、感じたいと思うし、ファンである前に1人の人として真摯に、誠実に接したいと思う。
それがいつも出来ているっていうことはとてもまだ言えないけれど、でもそう思う。
もちろん、彼女達の立場、立つ場所や、目指すものや、意識や想いを最大限に出来る限りにリスペクトしながら。


後は、「思っていることと反対の事を言う」っていう部分。
これは、人が「思っていることと反対の事」つまり「嘘」を言うこともあるから人って信じられないよね・・なんていうマイナスな部分ではなく、
人が発する言葉の真意というか、その裏に隠された想いや、背景や、葛藤を汲み取る努力をするようにしなさい、そういうメッセージのように自分は受け取りました。


色々な事を考えます。