8月27日夜公演・特別公演
(12:30 一部訂正)
- 全体
特に愛ちゃん。
いつもよりも色々な部分で力が、熱が入っていると感じました。
声がいつもよりも更に力強く、そして気持ちが入っているように感じました。
きっとそれは嘘ではないはず。
そして他のメンバーも・・・色々感じるものがあったり、そういうのがあったのは確かだと思います。
最後の最後まで素晴らしい舞台でした。
いつも自分が気づかなかっただけなのか?
いや、違うと思いますが・・・
冒頭の魂の登場シーンから麻琴とアイコンタクトをとる美貴ちゃん。
そして、他のメンバーも・・・笑顔笑顔笑顔。
そうして、千秋楽の幕は上がりました。
そして、劇は進み・・・
いつもよりもナイロンの表情が引き締まり、力強く見えたのは気のせいではないはず。
そしてそれを支えるメンバーもまた・・・
- フィナーレ
普段であれば「わたしがついてる。」を歌ってモーニング娘。としての出番は終わり。
しかし、昨日の昼夜に限ってはその後に・・・まこっちゃんが「青空がいつまでも続く未来であれ」を歌う。
あの選曲は本当に辛い・・・涙が止まらない・・・
でも、あの曲を歌ってくれて嬉しかった・・・そう思う。
フィナーレの時からすでに涙が止まらない彼女・・・でも、最後まで最後まで一生懸命に。。。
- カーテンコール
今回の麻琴の卒業企画。
元々はカーテンコールで行われる麻琴の挨拶で使用するというはずでした。
しかし、幕が一旦下りた直後に青いサイリウムを点灯させた人が多数。
そしてすでにそのときから鳴り止まぬ「麻琴!」と叫ぶ声。
幕が上がった瞬間、瞬時に察したリーダーのよっちゃんは、「今はまだ、後でちゃんとありますから」とそう告げてその場を収めてくれました。
ありがとう。
そして、舞台に立つ方々の挨拶。
よっちゃんが代表として一人ずつ紹介をしていく形。
○マルシアさん(王妃)
本当に真剣に舞台に取り組んでくださり、ありがとうございました。
それは本人の言葉を聞いていればわかります。
そしてメンバーの言葉も。
感極まり涙されていました。
共に一緒に舞台を作り上げてきたメンバーとの別れを惜しむという・・・
まず名前が出てきたのが、やはり・・・サファイア。
そしてそこに駆け寄り支えあうサファイアと王妃。愛ちゃんとマルシアさん・・・
本当に真剣に、時には厳しく、時にはやさしく指導し、支え・・・そうやってきたからこそ出てきた涙であり・・・だと思います。
○箙さん(神様・王)
スタッフさんだったり、メンバーだったりに対する感謝の気持ちを伝えてくれた箙さん。
そして、「ハロープロジェクトのファンの皆さん!」と呼びかけ「ありがとうございます」とおっしゃってくださりました。
ありがとうございましたと伝えたいのは自分であって・・・。
本当にありがとうございました。
箙さんや、マルシアさんたちが関わり、真剣に取り組んでくださったお陰で、
確実に彼女たちに大きなプラスとなり糧となったことと思います。
本当にありがとうございました。とこの場で伝えるだけでは仕方ないので・・
その場で、自分の出来る限りの力で精一杯拍手拍手拍手。
それでもまだ自分の気持ちを抑えきれず、表現しきれていないと感じた自分は・・・
「ありがとうございました!」とそう叫びました。
この方々の普段やられている舞台だったり、宝塚だったりに是非お越しくださいとおっしゃってくださいました。
箙さんなどは「宝塚にそのパワーをください!」とか、「宝塚は男子トイレが空いているんです」とか(笑)
そんな気の利いたジョークを交えつつおっしゃってくださいました。
きっと今回の舞台を見て、ミュージカルだったり、宝塚だったりに興味を持った人は多いんじゃないかなとそう思います。
そういう自分ももちろんその一人。
それでもまだまだ壁は高いかもしれないけれど、本当にだいぶ低くなりました。
本当にありがとうございました。
そして、メンバーの挨拶へ。
○梨華ちゃん(フランツ王子・牢番ピエール・淑女)
始まる前に一番君が大変になると木村先生に言われていたという梨華ちゃん。
それは彼女が演じる役の多彩さを見れば一目瞭然であるだろうかとも思う。
彼女の努力、想いは本当に伝わってきた。
同じ舞台に立つほかのメンバーの中でも多少の違いはやはりあるもので。
他のメンバーの中には劇中でも客席に目をやっている子もいたりした。
そんな中、彼女はそのようなものには目もくれずひたすらに役のままであり続けた。
そんな彼女のこの舞台に対する想い、努力、そして結果は本当に賞賛に値するものだと自分は思っています。
ある意味自分が今回の舞台を初めて見たときに一番驚かされたのが梨華ちゃんでした。
最後には彼女もまた感極まり・・・言葉を詰まらせながらも・・・しっかりと挨拶を。
○愛ちゃん(サファイア姫・王子)
梨華ちゃんも難しい演じ分けを求められたであろうが、それ以上のものを要求されたであろうサファイア。
劇中に同じ人物を男と女とで演じ分けるということ。
そんな難しい役を見事に表現していたとそう思います。
ヘケートに言われるように、またサファイア自身が劇中で語るように、また見てもわかるとおり、元々サファイアは二つの魂を持っているものの、“女”であるという認識で。
故にヘケートにその女としての魂を奪われる際に苦悩するサファイアなのだけれども。
今思うに、前半部分、つまりは男性を演じていた部分では王子という役であるときにも、
どこか女性らしい部分を常に残して演じていて。
それは彼女の言葉だったり、表情だったりに現われいていたと思います。
そして、第2幕においてヘケートに女としての魂を奪われ、名実共に男性となったサファイアの男性らしさ。
その部分の変化をつけることに対してきっと彼女は相当力を入れていたのではないかとそう感じる。
それが、その後の女装部分でのある意味極端すぎるとも捉えられるかのようなあの迫真の演技につながっているのではないかとも思う。
あの状態のときは、父の仇を討つという意思を持ち、力強くたくましく男性であるサファイア。
しかしながら、彼女の記憶は消えたわけではなく、あのラストシーンで自らが語るように、
「男であろうと女であろうと・・・一度愛した心に変わりなく」とそう語るサファイア。
魂は奪われようとも心は消えず。
故に、フランツと再会したときには戸惑い、そして最後彼に看取られるときには男性であるはずのサファイアが、まるで女性であるかのようにフランツへ「言いたくても言えなかったこと」を語る。
そのような部分を全て演じていた彼女の力、努力は・・・本当に素晴らしいものであると改めて今考えます。
そして、彼女の挨拶。
その場ではサファイア王子の衣装を身に纏った「高橋愛」であって。
いつもの愛ちゃんでした(笑)
挨拶とかも何言っていいかわからなくて・・・自分自身で「私まとめるのすっごい苦手なんです」って言ってる愛ちゃん。
うん、知ってるよ(笑)
きっと全く知らない人があの愛ちゃんと、彼女が演じるサファイアを見たら、とても同じ子とは思えないのではないかとも思います(笑)
でも、何よりなのは愛ちゃんのあの輝いた表情でした。
本当に全力で、努力して努力して・・・そして作り上げたあの舞台。演じてきたサファイア。
その全てが終わりを迎え、様々なものからある種の解放をされた彼女が見せてくれたあのいつものくしゃくしゃっとなる笑顔。
あの笑顔は本当に本当に素敵でした。
彼女自身がまた語っていたように、彼女が愛して止まない宝塚。
その宝塚とこうして触れ合うことができたことは彼女にとって間違いなく幸せであったと思うし、
彼女自身の今後に向けての大いなる道しるべとなったことと思います。
○ガキさん(騎士ヌーボー・淑女)からの挨拶
メンバーからの挨拶は限られたメンバーからということで。
ガキさんがまず。
実感が湧かないと語る彼女。
でも、それはきっともしかしたらみんな同じなのかもしれない。
特に普段から見せてくれているあのまこっちゃんだからこそそう感じるのではないかな。
いつも明るくて、元気をくれて・・・とそう語り・・・
そしてその瞬間は・・・
ステージの真ん中に立つ麻琴。
そして前から彼女を抱きしめようと近づくガキさん。
その麻琴に後ろから近づいてきたのは・・・ほかならぬ愛ちゃん。
そして、麻琴を真ん中にして、愛ちゃん、ガキさんと・・・5期メンバーの3人が抱擁。
・・涙・・・
彼女たちは本当に・・・強く強く、誰よりも強く・・・4人は・・・。
○美貴ちゃん(魔女ヘケート)からの挨拶
そして、他の娘。メンバーを代表して美貴ちゃんの挨拶。
「魔女に言われても・・・って感じかもしれないけど・・」なんて切り出す美貴ちゃん(笑)
居てくれるだけであったかかったり、楽しかったり、面白かったり・・・
とまこっちゃんの存在感を語る美貴ちゃん。
そしてやはり美貴ちゃんも「明日にはまた“あっ!間違えちゃった!”とか言ってここに来ちゃいそうだよねぇ」とかね。
ホントに、そんな感じがするんです・・・本当に。
こんこんとまこっちゃんの卒業が決まったときから、応援したいとそう語っていた美貴ちゃん。
まこっちゃんの意思も知っているからこそ、きちんと送り出してあげようと思っていたんだと思います。
そして抱擁・・・。
○よっちゃん(大臣)
そして、リーダーが。
力強いリーダー、本当に頼もしいリーダー・・・だけど、彼女もまた「目が見れない」と・・・そう語る。
そして、まこっちゃんのことを本当によく知る彼女は・・・
「こんなキャラだけど、弱い所もあるの知ってるから心配なんだけど・・・」と語る。
頼もしく、そして優しい彼女。
それでも、最後は力強く抱きしめて・・・
○まこっちゃん(ナイロン)からの挨拶
今までミュージカルという舞台で卒業したメンバーがいなかったということに触れ。
そして、この舞台を共に作り上げてくれた人々への感謝を伝え。
そしてファンへの感謝を伝え・・・
5年間があっという間であったと語り・・・
そんなこんなしていたらいっぱいいっぱいになってしまって涙が止まらなくなってしまった彼女。
そんな彼女に近づいていって優しく耳打ちをしたのは・・・リーダーであるよっちゃんでした。
その応援を受けたまこっちゃんは挨拶をしっかりと。
「また戻ってくるときまでに一回りも二回りも大きくなって・・・」
と確かに彼女はそのような言葉を語ってくれました。
今までそうではないだろうかと思ってはいたものが、確信に変わった瞬間。
彼女は戻ってくる、確かにそう言ったのです。
それを聞いたファンはきっと皆・・・
5年間で彼女が経験したこと、学んだこと、見たこと、聞いたこと、その全てが彼女にとっての財産でありかけがえのないもの。
そう彼女は語りました。
そして、ありがとうございました!と言い、幕が下りる・・・
そこからが・・・
鳴り止まない再度のカーテンコールを求める声、声援、叫び、麻琴と呼ぶ声、拍手喝采。
それに応え2度目のカーテンコール。
更に3度・・・そして4度目。
まこっちゃんの口から「これで本当に最後です」と語られ。
「本当にありがとうございました!!」
「行ってきます!!」
コマ劇場、リボンの騎士の幕は下りました。
そして彼女は卒業していきました。
彼女の卒業に対する想いも当然あって。
だけれども、あの時自分を突き動かしたのは決してそれだけではなく。
本当に沢山の、数え切れないほどの、今まで経験したことのないようなものを見て、聞いて、そして感じることができた今回の「リボンの騎士」
だったから、その舞台が本当に終わってしまうのがさびしくてさびしくて寂しくて・・・
いつまでもいつまでもこのままで・・・という想いが確かにそこにはあった。
また明日、いや今日にでもコマ劇場へ、あの場所へ足を運べばあの舞台が見れるのではないか。
そんな錯覚すら覚えてしまう。
彼女が語ったこと。
卒業をこのような素晴らしい舞台で迎えることができて本当に良かったと。
自分も本当にそう思います。
それは彼女自身がまさしく作り上げた舞台であり、全てのメンバー、スタッフの方々が作り上げてくれた舞台。
そんな舞台で彼女が愛したモーニング娘。からの卒業式を迎えることができたのはきっと彼女にとってそれこそが一番の最高の卒業プレゼントになったのではないかと、そんなことも思います。
彼女の未来に、そして彼女が愛し愛されたモーニング娘。の未来が光で満ちていることを・・・
その光を集める手助けが少しでもできたなら・・・そう思います。
だから、自分はこれからも、きちんと・・・
モーニング娘。5期メンバー小川麻琴さんは立派にモーニング娘。を卒業しました。
彼女の言葉を信じています。
頑張れと願い、直接の応援はできないかもしれないけれど、彼女の成長を祈っています。
「リボンの騎士・ザ・ミュージカル」
メンバーにとって大きな糧となり、思い出に記憶に間違いなくずっと残るであろうこの舞台。
自分にとっても忘れえぬものとなりました。
今まで過ごしたどの夏よりも、熱く、そして充実した夏だったと思います。
このような舞台を見せてくれたことに対して再び感謝の気持ちを。ありがとう!
そして、このような舞台を見せてくれたメンバーを自分は誇りに思います。
彼女たちのファンでよかったと、心から思えます。
今年の夏はそんな夏になりました。
本当にありがとう。