リボンの騎士


昨日の公演は亜弥ちゃんのフランツ王子の公演でした。
これで自分は梨華ちゃん、なっち、亜弥ちゃんと3人のフランツを見ることができました。


なっちはなっちらしい、亜弥ちゃんは亜弥ちゃんらしいフランツだったと思います。
亜弥ちゃんの出演ということで、よっちゃんが登場するときの決めポーズを「ズバッっと」のポーズにしていたり(笑)
そんなこともありましたねぇ。


ただ、なっちらしい、亜弥ちゃんらしい・・・というのはあるのですが、梨華ちゃん梨華ちゃんらしいのかといわれればどうなのかわかりません。
少なくとも自分の中での梨華ちゃんの概念を打ち破るものでした。
他の二人はゲスト出演ということもありますし、梨華ちゃんとは役を作りこむ時間的な要素での差もあったのかもしれませんが、
それでも、梨華ちゃんのフランツは雄雄しく、勇ましく、”男性”を感じさせてくれる部分が多々ありました。


元々男性でも女性でも、異性的な部分は持っているものだとは思いますが、
その元々のポテンシャルみたいなものが高かったのかもしれませんね。
どちらにせよ、相当な努力、苦労を要したはずなので・・・本当に凄いなと思います。
今3人のうちのどのフランツをもう一度見たい?と聞かれれば迷わず梨華ちゃんを選びます。


でもって、美貴ちゃんは、やはり細かい演技の部分が多いなと感じました。
昨日はそこそこの距離で見ることができたので確認できたのですが、セリフがない部分での演技がやはり秀逸ですし、細かいです。
表情のみならず、ちょっとした手の動き、体の動きからもそういう感情、思いが伝わってきます。
美貴ちゃんが登場したときと、歌っている間は本当に自分にとって至福の時間であることを再認識・・・
もうたまらないっていう表情してますよ・・・そのときの自分は(笑)見られたら恥ずかしいです(笑)


毎回何度か涙してしまう舞台なんですが、ラストのシーンは特に・・・
決して幸せなんかではなかったはずのサファイア
父親は亡くなり、城を追われ、愛したフランツ王子には憎まれ、女としての魂をヘケートに奪われ・・・そんなサファイアが、
全てを語り終えた後に「私は幸せ」と言えるということ・・・


昨日はそのシーンが強く強く焼きつきました・・・。


美貴ちゃんでも誰でも娘。好きであるなら是非とも見て欲しいこの舞台。
こういったものが見れる機会が次にいつ訪れるともわかりませんから。
もしかしたらこれで最後かもしれませんしね。