叱咤激励

彼女自身が元々ソロを目指していた集まりの出身ということもあるのだろうけど、
周りのメンバーが次々と卒業していく中で、自分の出番もいつかは来るのだろうと、
常々覚悟はしていたのだと思う。
故に、彼女が愛した「モーニング娘。」というグループをこれからも
守り、愛していって欲しいが故に、後輩メンバー達に対して
心を鬼にして叱りつけ、自分自身が持つ「想い」を受け継いで欲しいと願っていたのだろう。

つんく♂さんが確か7期募集の時に、「モーニング娘。がゴールじゃない人」という
言葉を語っていたのだが、これはおそらく多くの今現在のファンも理解し、
そして当然のごとくリーダーである彼女自身も理解していたところであったようだ。
オリジナルメンバー以外のメンバーは基本的に、「モーニング娘。」になりたい人たちの集まり。
当然例外は数名居るけれども。
故に「モーニング娘。」の一員となることで既に夢が叶えられているということとなり、
いわゆる「ハングリー精神」が足りないということである。
距離がある自分たちファンよりも、身近に居るプロデューサーのつんく♂さんや、
同じメンバーにはその辺が凄い分かりやすかったのではなかろうかと思う。