姿


ネタバレもあるので潜ります。
けれど、その前に。全体として、色々な所で栞菜ちゃんの姿を感じました。
それはもちろん元々彼女が歌っているパートを他のメンバーが歌っているっていう部分もあったりするんだけれど、決してそれだけではなくって。
彼女達が、しっかりと栞菜ちゃんの想いや気持ちを受け止めて、それを携えてステージに立っているんだっていうこと。それが凄く伝わってきました。




ステージの最初に舞美ちゃんが話します。
栞菜ちゃんのこと、そして今回はこのメンバーでライブをするということ、そして栞菜ちゃんの分までも精一杯頑張るっていうこと。


誰かの分まで頑張るとか、楽しむとか、色々な場面で、それこそ自分達だって口にしたり耳にすることもあるけれど。
でも、実際に、本当にその人の気持ちをきちんと受け取って、それを本来その人がいるべき場所で伝える、表現するっていうことがどれだけの人に実際出来るんだろう。
彼女達は、℃-uteは・・・そう、そういう子たちなんだよねって。


今回、アルバム曲が中心になるだろうっていうことは多くの人が予想していたことで。
そんな中で栞菜ちゃんとなっきぃの二人が歌う「愛してる 愛してる」という曲がある。
この曲を今回歌うのか?或いは歌わないのか?なんて話をしている人も実際にいて。
例えば、選択肢として、栞菜ちゃんが戻ってくるまで歌わないで、披露しないで取って置く、そんな選択肢もあったんだろうとは思う。
でも彼女達はそれを選ばなかった。
昼は舞ちゃんが、そして夜は千聖ちゃんが、なっきの横に立って歌っていました。
彼女達の歌も本当に凄く凄く良かった。素晴らしかった。沢山の気持ちを感じました。意思、想い。


それこそ、なっきぃが1人で歌う、そんな可能性だってもしかしたらあったのかもしれない。でもそうじゃなくて。
けれど他のメンバーが、昨日は舞ちゃん、そして千聖ちゃんがね、そこに立って歌う。


貴女の居るべき場所は私たちがきちんとこうやって守るから


そんなメッセージを感じました。そう、自分も彼女の場所、大切にする場所を守ることとは書いたけれど、自分達はライブに足を運んだり、
或いは他の応援って呼ばれるような事を色々したりとか考えたりもしたけれど、どうしても最後の何かが足りない気がしていた。
でも、それは自分達がどうこうっていうことじゃなくて、きちんと彼女の横で一緒に立っている彼女達こそが出来ることで。
うん。そう、℃-uteはそう、そうなんだ。


歌ってそれこそライナーノーツとかがあったりして、歌を作った人がその歌詞にどんな想いを込めたのかとか、こんなシチュエーションを描いたのかとかが書かれていたりもする。
でも、本来歌っていうのは聞く人が感じるままに感じればいいものだと思う。
だから、本来言葉を綴った人が意識していた事とは違う反応もあっていいんだと思うし、だからこそ楽しいんだとも思う。
自分は最初聞いていて、恋愛とか恋とかそんな言葉を思い浮かべていたのだけれど。
でも、昨日の彼女達の歌から、姿から感じたメッセージは同じ歌のはずなのに違うものだった。


約束はとくにしないわ
私は私を信じている
この気持ちあいつに届け ピュアな気持ち
この次に会える時には 募る想いをいっぱい伝え
その胸で抱きしめて ねぇ暖めてね


彼女達の、目線の先にね、栞菜ちゃんの姿を感じました。うん。
彼女達の気持ちもきっと彼女に届いているよね。
そして、この次に会える時には、ね。


彼女達の想い、確かに受け取りました。
彼女達と一緒なら。