天才とは


昔、自分は天才っていう言葉が嫌いでした。好きじゃなかった。
天性の物とか、生まれ持ったもの?身長とかにしたってそうだろうし、顔の作りとかにしたってそういう部分はあるだろうし。
けれど、その人の才能とか魅力をその一言だけで片付けてしまうみたいなのがなんかイヤでね。
自分の勘違いっていうか悪いように捉えていただけっていう部分もあるのだけれど、なんか天才って「努力を特にしなくても色々できちゃう人」みたいなイメージがあって。
だから誰かを評価するに際してそういう言葉をかけるっていうのはどうなんだろうってずっと思っていて。
まるでその人の努力とかそういうのを全部否定しちゃうような気がしていてね。
自分が考えすぎなだけだったんだろうけれど・・・。


でも


「天才とは努力する人の異名」「天才とは努力の異名なり」


っていう言葉?を何かのきっかけで自分が知ることがあって。
あっ、こういう解釈があるんだって思って。言葉のイメージがガラっと変わりました。
そういうことなんじゃないかなって思ってます。
磨かなければ原石はいつまで経っても原石なんですよね。天性の何かっていうのが仮にあったにしても、努力を怠ったら何も生まないんだと思う。


自分だって天性とかそういう表現を使ったことはあるし、実際にそういう部分も感じているからこそ使っているのだけれど。
でも、決してそれだけじゃあないんだよね。
自分に出来ることを見つけて、それを伸ばすために懸命に努力して伸ばした人こそが言われるべき言葉なんだろうなって思う。


だからきっとまた次見る時にはもっと素敵なものを聞かせて、見せてくれるんだろうなって思ってます。