感想


ということで、ちょこちょこと一人一人に対する色々なことを書いてみたいと思います。



  • さゆ(スカウトのリュー・淑女)


本人が何度となく言っているように、歌が苦手。
そんなさゆがどのようなものを見せて、聞かせてくれるのかと思っていたのですが・・・


リューの場面ではリジィエのれいなと一緒に歌って踊って。
なんですけど、歌としては淑女の時のシーンのほうが印象に残っています。


なんといってもソロパートがありますからね。
えりりん、さゆ、れいなと6期の3人ともに。
そのソロパートなんですが、個人的にはとてもよかったかなって思います。
もちろん比較対象というか、自分が知っていたさゆと比べてという意味合いが強くなってしまうことは否めませんが、
それでもいい感じの声してるなぁって印象を受けました。
女の子の声です。綺麗な。


淑女の衣装にしてもそうなんですけど、外見的にも一番淑女は似合っていたんじゃないかなって思います。
彼女が本来持つナチュラルな色気みたいな部分かな?
艶っぽい?色っぽいんだけど決していやらしくはないというような。


後は表情の演技もきちんと彼女なりにやろうとしているのは伝わってきました。
これはやっぱり何回か見れたからこその部分だと思うんですけどね。
印象的だったのは、戴冠式サファイアの正体がばれた時の何ともいえない複雑な表情かなぁ・・・
サファイアをある種哀れむかのような目をした後に、周りの者達と共に激しく攻め立てるという。


そして、スカウトのリュー。
同期のれいなと共にということで、そういう息の合った部分っていうのはやっぱりあったのではないかなと思います。
まぁダンスがずれてるなんて指摘もあったりはしましたが・・・それはそれで(笑)
セリフの部分とかね。


彼女としては、客席にスポットライトを当てるシーンでの「ちょっとカッコよくって!」っていうのが、
彼女が作り上げているキャラクターを思う存分発揮できる一つのシーンであるのでしょう(笑)


  • れいな(スカウトのリジィエ・淑女)


れいなに関しては最初は正直不満が大きかったです。
だから多分自分のレポとか読んでも、れいなのことほとんど書いてないですよね。


普段あれだけれいな!にゃんにゃん!とか書いてる自分がですよ(笑)


自分の中で今の娘。において一番注目、というか期待を寄せているのは彼女。
色々な人と話したりもしたのですが、今後の娘。というものを考えるとするならば。
もちろんそれはれいなのみならず、6期の3人全員に言えることなんですけどね。


娘。のコンサートなどでは、すでに見せ場も多く、パート割も多く。
そんな彼女だったのですが、このミュージカルの初見の感想としては、他の演者の前に霞んでしまっているというのが正直なところでした。
それは決して単純な役どころの問題ではなかったと思います。


もしかしたら彼女もあの役どころに不満があったのかもしれない。
それは全くわからないですし、推測でしかないのだけれど・・・。
でも、れいなならもっとできるでしょ?って思ってたからこその不満でした。


彼女は、博多弁を使うところだったり、ハンカチを噛んで悔しがるシーンだったり、色々と見せ場を貰っているにも関わらず。
そういうシーンは確かに印象に残るものの、それ以上でもなく、それ以下でもなく。そんな感じでした。


そんな感じでしたけど、公演が進むに連れて。
特に感じれるのはやっぱりスカウトリジィエとしての場面。
女装したサファイアに「いい子だねぇ〜おじさんについておいで〜」ってやるシーン。
ああいう場面とかで、徐々に徐々に何かが現われてきて。
さゆとの息もどんどん合うようになってきて。
その結果、淑女として歌うシーンなどでもさらに”らしさ”が出てくるように感じられるようになったのかなぁなんて思ったりもします。


それはとても良かった。
これはメンバー全員にいえることですけど、スタートしてから終わりに向けて上へ上へと進んで。
決して下がることがなかった。それが何よりも素晴らしい。
もちろん、メンバーは公演が進むに連れてどんどん疲労も蓄積されて、コンディション的にはどうやったって初回のときにはかなわないはずなのに。
そういう表面的なものではなく。


綺麗な声とか大きな声とかそういう単純な問題ではなく、気持ちなのかなやっぱり。
後はどれだけその役になりきれているかどうかなのかなと。
役になりきるという点ではどれほどのものだったのかはちょっと計りかねるのですけどね。


でも、個人的に期待も寄せているれいなだっただけに、徐々に上向いていってくれたのは本当に良かった。
あのままだったら、本当に「れいな可愛かったなぁ・・・」で感想終わってしまうところでした(笑)


とりあえずは以上かな?